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手すりの選び方について

手すり

手すりのレンタル条件

介護認定を受けている方(要支援1~)であればレンタル可能です。

介護保険で住宅改修として手すりの設置・工事をすることもできますが、以下ではレンタルの手すりについてご紹介します。

手すりの役割

歩行補助

加齢とともにどうしても筋力の低下や、関節機能の低下によって歩行が困難になります。

そこで、手すりを利用すれば、体重が上半身にも分散させるため、全身のバランスが取りやすく歩行も安定します。

動作補助

階段の上り下りや椅子やベッドからの起き上がる立ち上がる動作は、足腰に負担がかかりますが、手すりを利用すれば、一連の動作に関わる負担が軽減されます。

転倒予防

高齢者は運動機能やバランス感覚が衰えているため、バランスを崩しやすくなり、転倒リスクが高くなります。

手すりを利用すれば、バランスを崩してもしっかりつかまることができるので、転倒してけがをするリスクが軽減されます。

レンタルのメリット

すぐに設置可能。不要になればすぐに引き取りも可能

住宅改修ほど時間を要する申請がないので、すぐに設置ができる。また必要がなくなれば、電話一本で引き取りも可能です。

簡単に移設ができる&工事が不要

床や天井で突っ張るものや置いて利用する手すりが多いので、簡単に移設ができます。

例えば、ベッド脇で利用していた手すりを、リビングのソファーの脇に置いて試しに使ってみることもできます。

また、レンタル手すりは工事不要なので、状態に合わせて交換することも気軽にできます。

車いすを利用する際に邪魔であれば、すぐに引き取りも可能。またレンタルなので、半年に一回の定期点検があり安心です。

デモ、お試しができる

利用者様により手すりの使い方が違うので、まずは試してから、レンタルすることも可能です。

あまり使い勝手が良くなければ、違う手すりをまた改めて試すこともできます。

手すりの種類

突っ張り型

床と天井で突っ張るタイプ。

どこでも設置ができて、用途に合った形のオプションや短い手すりなどもあるので、天井が低くても設置できます。

※ただ、強い力で突っ張るので床と天井の強度を確認する必要があります。

置き型タイプ

置き型タイプはベッド脇やソファーからの立ち上がりに使いことが多いです。

置くだけなので、力の入れ方によってはずれてしまうこともあるので注意が必要です。→その際はオプションで固定する器具もある。

形も色々あるので、身体状況や使用目的に合わせて選択します。

トイレ用手すり

下の鉄板が便器の形に合うように加工されていて、手すりも跳ね上げタイプになっています。

左右のフレームで押し込んで固定するものや置くだけのものも有り。

肘上げの部分は柔らかい素材になっているものが多く、プッシュアップして立てる方にはおすすめ。

ただ、ウォシュレットのリモコンが横についているタイプやトイレの幅がもともと狭い場合には設置でいないこともあります。

上がりかまち用手すり

玄関の上がりかまちに設置して利用します。

上がりかまちの高さが高いために「1回で上がりかまちを上がれない方」や「何も捕まるところがないと不安な方」におすすめ。

基本的には上がりかまちの半分くらいの高さの踏み台を置いて両側に手すりが来るように設置します。
※玄関のスペースが狭い場合や靴箱がある場合は「片側手すり」にする場合もあります。

外玄関から門扉まで

これは敷地内に何も捕まるところがない方や住宅改修で手すりが付くまでレンタルする方が多い用具になります。

→毎月のレンタル代も高いので、基本的には工事が完了するまでの間のレンタルが多い。

種類自体はあまりありませんが、長さや高さ、角度も調整できるので、ほとんどの方が利用できます。

手すりの形も重要ですが、太さや高さも同じくらい重要。

太さは大きく分けて「32パイ」と「35パイ」の2つ。
→レンタルでも両サイズ有り。

手が小さくバランスをとるために利用する方は32パイでもよいでしょう。

手が大きくて体重をしっかり乗せて手すりを利用する方は35パイがおすすめです。

高さを調整するときも個人差があるので、実際に触って確認するのが良いです。

【設置場所別】効率的な手すりの使い方

トイレ

トイレ用手すりを利用する方法と突っ張りタイプを利用する方法があります。

プッシュアップできる方はトイレ用手すりを利用するとよいでしょう。

突っ張りタイプはトイレの前に設置し、手すりを引っ張ることで立ち上がります。

※立ち上がる際に手すりが近すぎると立ちづらくなるので、便器と前の壁のスペースが近い場合には、少し斜めに手すりを設置することで、スペースがとれるので、立ち座りしやすくなる。

脱衣所

浴室の出入りのためや服の着脱時にバランスを崩さないように設置します。

足元が濡れている場合もあるので、鉄板の広い置き型よりも突っ張り方がおすすめ。

突っ張り方の方がスペースを使わないので効果的に使えます。

寝室

ベッドや布団の脇に手すりを設置することで寝返りや立ち座り動作が楽に行えるようになります。

また、寝室の出入り口からベッドまで何もつかまるところがない場合は、横に長い置き型手すりを利用するか、突っ張り方をつなげて利用すると安全に移動できます。

リビング

ソファーや座椅子から立ち上がる際に利用すると便利。

置き型で設置面積が広いものがおすすめです。

ソファーの下にかませて利用するので安定感があります。

廊下

手すりが必要な距離に合わせて突っ張り方を横につなげて利用する。

出入り口には跳ね上げ式を利用すれば、入り口をふさぐことなく手すりを利用することができます。

曲がり角やクランクになっている廊下でも付けられ、長さを自由に調整できる手すりもあります。

玄関

上がりかまち用の手すりを設置することがベスト。

→設置できない場合は突っ張り型がおすすめ。

多くのお家は玄関にある程度の段差があるので、登ったときと降りたときに手すりを持つ位置に差が生じます。

突っ張り型だと天井と床で突っ張るので、どこでも掴むことができます。

まとめ

住宅改修や特定福祉用具販売やレンタル、様々な設置方法があるので、利用者の身体状況と住宅環境を考慮して適切な方法を選択しなければならない。

ただ、レンタルのメリットもたくさんあるので、活用するとよいでしょう。